日本人会概要

当、北スラウェシ日本人会はインドネシア共和国北スラウェシ州で1998年に設立した公式な日本人会になります。

なお、北スラウェシ州のマナドには、かつては戦前よりメナド日本人会が存在していました。当時のメナド日本人会はインドネシアでジャカルタ日本人会に次いで大きな組織でした。これは、江戸時代から日本人の漁民がマナドに移住し水産加工業(かつお節)に従事していた事や、戦前戦中は日本からの貨物船が寄港する港であったためです。(現在は日本からの貨物船は就航していません。)そのため、当時は、貿易事業や漁業などで、(現在よりも)多数の日本人が在住していました。しかし日本の敗戦に伴い日本人会は活動を休止し、事実上の解散となりました。そして、おおよそ50年ぶりにマナドに日本人会が誕生しました。

現在の日本人会の会員は約30名ほどで、一時的にJICAやODAなど国際協力関連で会員数が上がることもございますが、昨今はコロナ禍の影響で引き上げなどで残念ながら新規の加入はありません。業種別の比率としては、先の一時的な国際協力関係を除けば、主に真珠養殖業と水産加工業(マグロ)が主です。またインドネシア人との国際結婚による移住やリタイアメントの会員も多い状況です。

一方で日本人会の活動は専従ではなくボランティア的に活動している状況なので至らない部分もあるかもしれませんが、現地在住の日本人の方はもちろん、会の運営にご賛同いただける方であれば、ご入会いただければ幸いです。