🔥火災に注意してください🔥

乾季による乾燥の影響もあり、9月には各地で火災が相次ぎました。雨期への移行時期を迎えますが、降雨が安定するまでは引き続き火の取り扱いに十分注意してください。

雨がなく空気が非常に乾燥しているため自宅での火の消し忘れはもちろん、蚊取り線香、タバコ、ゴミ焼却などの小さな火が周囲の草木や建物に燃え移ることがあります。
また、自分が火災を起こさなくても、近隣の住宅や空き地、林野などから出火する可能性があります。乾燥した状態では思っているよりも早く急速に火が広がります。

火災を見つけたとき、「100m以上離れているから大丈夫」「周囲の人も慌てていないから大丈夫」と考えて、その場で様子を見続けることは危険です。

実際の林野火災では、風向きや風の強さが変わるだけで、数十分程度のうちに状況が大きく変化することがあります。
それまで離れた場所にあった炎や煙が、急速に自分のいる方向へ広がってくることもあります。

重要なのは、「今いる場所が安全か危険か」をぎりぎりまで見極めることではなく、火災や災害に巻き込まれないよう、十分な距離を取り、状況が悪化する前に早めに安全な場所へ移動することです。

これは火災だけでなく、災害やデモなどの場合にも共通します。
「まだ大丈夫」と考えて現場付近にとどまるより、危険が拡大する可能性を考え、早めにその場を離れることが重要です。

実際にマナドで発生した林野火災

写真は先日、マナド市内の親類宅近くで実際に発生した林野火災です。距離は数十m以上離れていますが輻射熱を感じます。

当初は100m以上離れていましたが風向きの変化で火が急速にこちらへ向かってきています。
一見すると炎はまだ離れていますが、林野火災では風向きによって延焼方向が急変します。遠くに見えていても油断はできません。

別の山火事の現場(Lolak, ボラアン・モゴンドウ県)では、道路沿いまで焼け、カーブミラーも熱によって大きく溶け落ち損傷しています。

炎そのものだけでなく、高温の煙、輻射熱、飛び火も非常に危険です。

さらに火災によって重金属を含んだ煤や一酸化炭素やシアン化水素などの有害ガスが発生する事もあります。
マナドのSmompo地区にあるゴミ集積場でも火災が発生し何日も燃え続けました。
この時に有害な煙が発生し周辺住民にマスクが配布されたとの情報もあります。
これらは例えば喘息などの慢性的かつ長期的な肺疾患の原因にもなります。
なお、通常のマスクは有害な煤を防げても、一酸化炭素などの有毒ガスを防ぐことはできませんので注意が必要です。

特に煙が自分の方向へ流れ始めた場合や、風が強くなった場合、炎が斜面や草地を通じて近づいている場合には、早めにその場を離れてください。

過度に恐れる必要はありませんが、油断もしないことが大切です。
「もし風向きがこちら側に変わったらどうするか」「どちらへ避難するか」まで考え、危険に巻き込まれない行動を心掛けてください。